油彩を中心にして絵の基礎を学ぶ。

2019 / 02 / 14  22:41

石膏デッサン

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 長く続いた基礎勉強です。

大学の入試ではおなじみだったことが原因です。確かに、平面に立体を移すノウハウを獲得するのに、これほど良い教材はありません。ところが無防備に続けたことで毒を生み出しました。

 絵を描くと云うことは音楽で言うと、作曲と演奏の双方を行わなければいけません。石膏像はギリシャ・ローマ時代の彫刻家が美を取捨選択してできた完成品と言えますから、当然、腕が上がると自分の利き腕から美が現れてしまいます。それが自分の力であるかのように錯覚するのです。3次元のものを2次元に移し得たご褒美だったのですが、まるでそそのかしにあったかのような慢心が毒の証です。 その事が次の課程である「人物」に移った時に現れるのです。

 美しい物(作曲されたもの)しか描けないと言う事です。石膏で培われた見方を発揮して描いたにも関わらず、出来上がった絵は、生々しさが煩わしいのです。「そっくりに描く」それで良かったはずだったのに同じ利き腕から意に反したものが出来上がるのです。生きている物に在る生命力は生々しく毒さえ含むものです。「美しい」と思う人でもそうなのですから、一般の人なら尚更です。ここで気づくべきだったのです、作曲したのは自分ではないと。

   トーンとボリュームの関係。プロポーションがリズムである確認。線による構成(コンストラクション)を完成品を模写して学ぶのが目的です。

  石膏デッサンの学び方と役割を考えます。